車道ではありません。
影のシャドウです。
あなたは他人の嫌いな部分やイラっとする部分はありますか?
実はその資質はあなた自身も持っているのです。
その「自分の中の嫌な部分や抑圧している部分」のことを心理学用語でシャドウといいます。
「そんなわけあるか」と思うかもしれませんが、
自分がなんとも思わない要素を嫌いになったりイラっとすることはありません。
そもそも気にもならないわけですから。
良きにつけ悪しきにつけ、自分の心の琴線に引っかかったということは、
自分自身にその要素があるからだとう理屈は筋が通っているように思えます。
鏡の法則
「自分の外側の世界は自分の内面を投影したものである」というのが鏡の法則です。
あなたが嫌いな人やムカつく人は、自分の中にあるそういう要素が「その人」としてあなたの前に具現化しているだけです。
あなたは、「自分がその人を嫌いなのはその人のせい」だと思っていますが、
実は自分自身に同じ要素があることが一番の原因です。
鏡に映った顔を笑顔にしたければ鏡の中の自分を割らせようとするのではなく、
自分自身が笑えばいいだけです。
同じように嫌いな人をどうにかしたいのであれば、
自分自身が変わる以外に方法はありません。
影(シャドウ)というのは自分の姿を映したものですよね。
見た目の通り、あなたのダークな部分を投影したのがシャドウです。
自分が変わらなければ嫌な人から逃れることはできない
嫌な人がいるときに「他人が悪い」と思っているうちは、
自分の身の回りから嫌な人がいなくなることはありません。
もし仮にその人がいなくなったとしても、
また別の嫌な人が必ず現れます。
それは自分自身の在り方(器)が変わっていないからです。
器が変わらなければ中に何を入れても形は同じです。
それを変えたければ、器の形=自分自身が変わる必要があるわけです。
シャドウを癒す
人間関係の悩みを解決する一番いい方法は「自分自身が変わること」です。
なぜなら、すべては自分の内側の投影に過ぎないからです。
なかでも嫌いな人や許せない人から解放されたいのであれば、
自分のシャドウを癒してあげる必要があります。
少し前の僕は、「楽して成功したい」という考えを持った人が好きではありませんでした。
でもそれは、僕が僕自身に「楽して成功する」ことを許可していなかったからです。
自分自身に対して許可が出せないのに、
他人のことを許せるはずがありません。
嫌いな人や許せない人はあなたの目の前に現れることで、
それを教えてくれているのです。
自分自身に許可を出していないということは、
無条件に自分自身を愛していないということです。
だってそうですよね?
無条件に自分のことを愛していたら、
「楽して成功したい」と思っていようが関係ないはずです。
それが許せないということは、
自分のことを条件付きでしか愛せていないということです。
良いところも悪いところもすべて自分
光あるところには必ず影があります。
影(シャドウ)ができるということは、
あなたが輝いている証拠です。
暗闇の中で影はできません。
どんな人間にも良いところもあれば悪いところもあります。
すべて天が僕たちに与えてくれた個性です。
良いところばかりを愛するのではなく、
悪いところもありのまま受け入れて抱きしめてあげてください。
影(シャドウ)はいつも自分と一緒にいる相棒のような存在なのですから。
最後まで読んでいただきありがとうございます。