現実を創り出しているのは解釈です。
出来事は同じであったとしても、
それをどう解釈するかによって見え方が変わります。
不幸な人がいるのではなく、
不幸なものの見方しかできない人がいるだけです。
世の中には我々の想像を絶するような過酷な体験をしている人がいます。
そんな状況においても前向きに生きている人がいる一方で、
ちょっとしたことですぐに悲観的に考えてしまう人もいます。
僕たちは出来事が人生を形作っていると思い込んでいますが、
実際は自分の解釈や思い込みが人生を作っているだけです。
信じる力の威力
物事をどう解釈するかは何を信じているかによって決まります。
お金に対して良い印象を持っているか
悪い印象を持っているかは、
その人の信念によって決まります。
「お金=諸悪の根源」と信じている人は、
お金持ちを悪人と見なし、自らが経済的豊かさを手に入れることに罪悪感を感じます。
結果として、潜在意識がお金を引き寄せることをブロックしてしまい、
経済的豊かさを手に入れることができなくなります。
人生は自分の思った通りになるのではなく、
自分が信じた通りになるのです。
どんなに頭で「お金は素晴らしいものだ」と考えたとしても、
心の奥底で「お金は汚いものだ」と思っていれば、
後者が現実化してしまうということです。
これはすべてのことにおいて同じことが言えます。
「どうせ自分にはできない」と思っている人が、
事を成し遂げることはありません。
「自分にはできない」と思っている人は、
そもそも行動しませんからね。
結果として「自分にはできない」という事実が現実化してしまいます。
信じると見えないものが見えるようになる
思い込みの恐ろしいところは、見えるものまで見えなくなってしまうことです。
例えば、探し物をしているとします。
そのときに「あんなところにあるはずがない」と思っていると、
視界に入っていてもそれが見えなくなってしまうのです。
視界に入っていても見えていないのであれば、
その人にとってはそれが存在しないのと同じことです。
人間には計り知れない潜在能力が秘められています。
僕たちは制限的思考によってその潜在能力にフタをしてしまっているのです。
潜在能力が秘められている=実現する力があるということです。
しかし、「自分にはできない」と信じることによって、
その事実が見えなくなってしまうのです。
客観的事実ではなく自分の解釈によって現実が作られるのだから、
制限的思考で物事を考えると自分の潜在能力が見えなくなります。
逆に「自分にはできる」と信じている人は、
「どうやったらできるか」というアイデアが次々と湧いてきます。
僕たち人間には全員潜在能力が秘められているんです。
ただ、自分の思い込みによってそれが見えなくなっているだけ。
であれば、信念を変えるしか潜在能力を活かす方法はありません。
信じる力を引き出すコツ
信じる力を引き出すコツは「質問すること」です。
マイナスな出来事が起こった時に、
「この出来事の良い点は何だろう?」と自問してみるのです。
そうすると、マイナスな出来事の良い点が見えるようになります。
信じる=思い込み。
思い込んでいるということは、
自分の信念に対して疑問を感じていないということです。
そこに質問を投げかけることによって、
信念に対する疑問の余地が生まれます。
「お金は悪いものと思っているが本当にそうだろうか?」
「自分にはできないと思ってるが本当にそうだろうか?」
信念に対する反証的な質問を投げかけると、
今まで持っていた思い込みを客観的に見れるようになります。
「お金は悪いもの」とか「自分にはできない」という思考は、
何の根拠もない自分が勝手に作った思い込みです。
まとめ
現実は自分の信じたものによって作られます。
信じることは自分でコントロールできるのだから、
都合のいいように信じればいいのです。
「自分にはなんの能力もない」と思っている人が多いですが、
潜在能力が秘められていない人間などいません。
自分がそう信じているからそうなっているだけです。
やるべきことは「自分にはできる」と信じること。
そうすると、今まで見えなかったものが見えるようになってくるはずです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。