1月は人々が最もやる気に満ち溢れている月です。
「今年の目標」を立てて新たに行動を起こす人も多いです。
しかし、時間の経過とともにやる気は萎んでいき、次第に行動力が落ちていきます。
結局数か月後に挫折し自己嫌悪に陥る。
そして翌年の1月に「今年は飛躍の年にしたい」と同じセリフを繰り返す。
誰しもこういう経験をしたことが一度はあるのではないかと思います。
目標を立てて行動を起こしただけでも十分素晴らしいことです。
しかし、毎年同じことを繰り返していたのでは、
何年たっても前進することはできません。
人生は一度きりです。
自分の可能性の扉を開き、この人生で成し遂げたいことを達成することこそが、
人間の生きる目的であり最高の幸福です。
あなたがこの人生で成し遂げたいことは何でしょうか?
それがどんな夢であったとしても、
あなたにはその夢を実現する無限の可能性が秘められています。
下りエスカレーターの時代
一昔前の景気が良かった頃は「上りエスカレーターの時代」でした。
いい大学に入って優良企業で働けば一生安泰が確約されていました。
言い方は悪いですが、年功序列システムのおかげで能力の低い人でも自動的に肩書や給料が上がっていた時代でした。
これが当時最も再現性の高い成功法則でした。
だからこそ、僕たちの親世代は自分の子供にいい大学に行かせて大企業で働くことを目指させたのです。
今多くの人々が悩みや不安を抱えながら暮らしているのは、
時代が変化しているのに当時の成功法則に従って生きているからです。
「大企業に入れば年功序列で一生安泰」
と思って生きてきた人ははしごを外された気分でしょう。
今さら人生の方向転換をするわけにもいかず、
どうしたらいいかわからないから不安を感じているのです。
本当に言葉が悪いですが、日本で勉強しない大人が世界的に見ても多いのは、
昔は大人になってから勉強しなくてもそれなりによい生活ができたからです。
その世代の人々を見てきた(育てられた)我々の世代も、
当時の人たちと同じ生き方をなぞってしまっているのが、
勉強しない大人が多い原因の一つでしょう。
今は「下りエスカレーターの時代」です。
成功するためには下りエスカレーターを一気に登らないといけません。
立ち止まってしまうと下っていく一方です。
上りエスカレーターに乗っているときは、
そこまで格差が生まれることはありません。
歩いてエスカレーターを上る人がいたとしても、
残りの人もエスカレーターが勝手に運んでくれるので、
そこまで差が開くことはないからです。
下りエスカレーターを登ろうとするときは格差が大きくなります。
すごい勢いで登っていく人はどんどん上に行くのに対し、
立ち止まっている人はどんどん下っていく一方だからです。
今の時代は中間層が空白状態であると言われています。
いわゆる格差社会です。
これはつまり、下りエスカレーターをすごい勢いで登って上にいるごくわずかな人と、
その他大多数のどんどん下っていく人々に二分化されているということだと言えます。
下りエスカレーターでは走れば上に行くし、
立ち止まれば下に下がっていきます。
歩き続けてなんとか中間地点に留まることができます。
要するに、現状維持だけでは衰退していく一方で、
努力をしてなんとかギリギリ今の状態をキープできて、
成功するためには血を吐くぐらい努力しないといけないということです。
歩き続けている中間地点にいる人々は、
歩いても歩いても全然前に進むことができません。
次第に歩くことに疲れてしまいその場に立ち止まって、
どんどん下って行ってしまいます。
もしくは「歩いていてもらちが明かない」ことに気づき、
走り出してエスカレーターを登っていきます。
だから、中間地点にいる人がいなくなってしまうのです。
成功できる人と成功できない人の違い
この記事における「成功」とは、経済的に豊かになることではありません。
人生において成し遂げたい目標を達成することです。
先ほどもお話ししたように、今の時代は努力をするだけでは成功できません。
(※注 この記事における努力は苦労や我慢ではありません。
好きなことを突き詰めることもここでは努力と表現しています。
したがって、やっている本人は努力している自覚がない場合もあります。)
では、いったいどういう人が成功できるのでしょうか?
それは、自分の可能性を信じている人です。
もしくは(エスカレーターを)走ることが楽しくて仕方ない人です。
下りエスカレーターを登りきるには膨大なエネルギーが必要になります。
あなたは登り切った先に栄光があるかどうかもわからないのに、
走り続けることができますか?
ほとんどの人はできないと思います。
なにせものすごいエネルギーが必要ですからね。
上った先に何もないのにそこまでエネルギーを使える人はいないでしょう。
走ることが楽しくて仕方ない人というのは、
好きなことの探究に没頭している人のことです。
好きなことをやっているときはエネルギーが枯渇することはありませんし、
努力しているという意識も感じません。
成功できないのは能力がないからではない
多くの人は夢を持っていますが、その夢を実現することなく人生を終えてしまいます。
彼らが成功できないのはその人の能力が低いからではありません。
なぜなら、人間には無限の潜在能力が秘められているからです。
人間の意識のうち97%は潜在意識が占めると言われています。
つまり、僕たちが普段使っている力はわずか3%だということです。
まだ使っていない力が97%も残っているのなら、
どんなことでも達成できると思いませんか?
成功できないのは自分で制限(ブレーキ)をかけているからです。
頭では「私はできる」と思っていたとしても、
心では「できるわけない」と思っているということです。
そう信じてしまっているのは、過去の経験や目の前の現実だけを見ているからです。
「過去の自分には何の実績もないから」
「今の自分には何のスキルも知識もないから」
このように思い込んでしまっているのに、「私はできる」なんて心から思えるはずがないです。
詳しい説明は省略しますが、正しい時間軸は過去から未来ではなく、
未来から現在に向けて流れていると言われています。
要するに未来の自分は過去とは何の関係もないということです。
過去の自分の選択の結果が今の自分を作り出したように、
今の自分の行動が変われば未来も変わります。
挑戦とはギャンブルではない
一つ前向きな話をすると、失敗すればするほど成功の確率は高くなります。
例えば成功確率が1%だったとします。
ということは100回やれば必ず成功できるということです。
実際にはやっているうちに成功確率はどんどん高くなります。
失敗する度に成長するからです。
初めて挑戦したときの自分と10回挑戦した後の自分の成功確率は一緒ではありません。
失敗のたびに成長するのであれば、10回目の挑戦のころには成功確率が10%になっているかもしれません。
しかもすでに10回挑戦した後の10%なので、90回中9回成功できる計算になります。
多くの人は1回挑戦してうまくいかなかっただけで諦めてしまいます。
でも、99回失敗しても100回目に成功すれば、
99回のうまくいかなかったことはすべてチャラになるわけです。
失敗が怖くて挑戦できない人もいると思います。
でも、その挑戦に失敗したところで命を奪われるわけではないです。
いきなり多額の借金をしてまで挑戦する必要もないわけです。
小さな階段を一歩ずつ上っていけばいいだけです。
大体は「失敗したら恥ずかしい」とかそういう理由で挑戦しないことがほとんどです。
そういう人は自分の心に聞いてみてください。
「失敗するのが怖いから今のままの人生を続けるのか?」
それとも
「どんなに失敗しても理想の人生を手に入れたいのか?」
可能性の扉を開く方法
「自分は普通の生活を送っているのに、こんな日常の中にチャンスなどあるわけない」
と思う人もたくさんいます。
そう思っている人にチャンスが訪れることはありません。
なぜだかわかりますか?
「チャンスなどあるわけない」と信じていると、
それがスコトーマ(盲点)になって見えなくなるからです。
「私には何のとりえもない」と思っているから、
自分の良いところが見えなくなるのと同じ理屈です。
どんなに小さい可能性だったとしても、
その可能性を信じていればチャンスがやってきたときに、
それに気づくことができます。
「自分には可能性がある」と思い込んでいると、
脳が「可能性」を見つけようと働きだすからです。
これはRASの働きによるものです。
それと同じで、「自分には能力がある」と信じていれば、
自分の強みや長所を脳が探し始めるので、
今まで気づかなかった自分の良いところが見えるようになります。
夢は大きく
人間には無限の可能性があるのだから、夢はどれだけ大きくてもいいと思います。
大きな夢を持つことにブレーキをかける必要はありません。
僕の好きなソフトバンクの孫さんの動画をシェアします。
僕の第2ブログ(英語・海外移住)を読んでくれている人は、
先日シェアした動画と同じものになりますがご容赦ください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。