最近、心にモヤモヤを感じるような出来事がありました。
その出来事からすぐに意識を逸らしたので、ネガティブな感情を感じることはなかったのですが、ずっと心のモヤモヤが晴れませんでした。
心のモヤモヤとはネガティブな感情とはちょっと違います。
心の軸が激しくブレているような感覚です。
例えるなら、木が激しい風に揺さぶられているような状態です。
心のモヤモヤの癒し方はいろいろあります。
人によってやり方は違いますが、ホ・オポノポノなどが有名ですね。
今回僕はホ・オポノポノは使いませんでした。
無理に心を癒そうとせず、ただ心の声に耳を傾けてみることにしたんです。
モヤモヤは心のアラーム
「なぜ心のモヤモヤが収まらないのだろう」ということを考えてみたとき、モヤモヤは心のアラームのようなものだということに気が付きました。
繰り返しますが、モヤモヤとは怒りのようなネガティブ感情とは違います。
アラームとは警報機のことです。
ずっと安定していた心が揺さぶられ、危機的状況にあることをモヤモヤというアラームで知らせてくれているのだと思います。
心が緊急事態に陥っているのだから、対処せずに放っておいたら大変なことになります。
ケガをしている子供を治療せずに放っておくようなイメージです。
大変なことになるのがイメージできますね。
心の声を聴いたことがあるか?
今までの僕は心の声に耳を傾けたことはありませんでした。
イライラするような出来事があったとき、そのイライラの対象にばかり意識をフォーカスして、ずっとネガティブな感情を感じていました。
僕の予想ですが、ほとんどの人が同じなのではないでしょうか?
自分の心を乱す対象にばかり意識をフォーカスして、自分の感情に向き合うことをしていないように思います。
内面の自分が叫んでいるのに、その声を無視して憎しみの対象のことばかり考えています。
あなたは、その憎しみの対象と自分とどちらが大切ですか?
もちろん自分ですよね。
本当に意識を向けるべき存在は、その人ではなく自分自身です。
助けを求めて叫んでいるのに無視されたら、あなたならどう思いますか?
「この人は自分のことを助けてくれない。だから今度は自分も助けない」
と思うのではないでしょうか。
火に油を注いではいけない
心がモヤモヤするときは、まず心の声を聴かなければなりません。
怒りの対象に意識を向けることは何の得もありません。
現実レベルで考えても、頭を冷やして冷静になったほうが正常な判断ができますよね。
頭に血が上った状態で物事を考えても良い答えは見つからず、むしろ状況を悪化させるような判断をしてしまいます。
心のモヤモヤを癒すことなく怒りの対象のことばかり考えることは、
火に油を注いでいるようなものです。
ただでさえ心の軸が激しく揺さぶられているのに、
さらに激しく軸をブレさせるようなことをしているということです。
木も激しい風に耐え切れなかったら倒れてしまうように、
心の軸も激しく揺さぶられすぎると、ポキッと折れてしまいます。
そうなると修復するのはかなり困難になります。
心が荒んでしまうというのは、心の軸が折れてしまった結果なのではないでしょうか。
潜在意識にたまった灰
過去の僕がそうだったように、自分の心に向き合うことなく怒りの対象だけに意識を向けていると、心の中で燃え尽きたモヤモヤが灰になって、潜在意識に蓄積していきます。
早い段階でアラームに気づき、鎮火できたのであればモヤモヤが灰になることはありません。
逆に火に油を注げば、その分燃え尽きるまでの時間も短くなります。
この「潜在意識にたまった灰」が、一種のトラウマのようなものになるのではないかと思います。
心のモヤモヤを無視し続けた人ほど、潜在意識の中にたくさん灰が溜まっています。
僕たちの感情は過去の経験に紐づけられています。
嫌な思いをした経験があれば、似たような出来事があったときに嫌な感情を感じます。
なぜそう感じるかと言うと、深層心理(潜在意識)に過去のトラウマがあるからです。
もし、そのトラウマを成仏させることができたのであれば、同じような出来事に直面してもそこまで心が乱れるということはないでしょう。
現実を引き寄せるのは内面の自分
「現実を引き寄せるのは内面の自分」だということを忘れてはいけません。
心の叫びを無視し続けていると、内面の自分は味方してくれなくなります。
ということは、自分の望む現実を引き寄せてくれなくなるということです。
ほとんどの場合、内面の自分はスネているんです。
心がモヤモヤしているとき、「なんでそんなにモヤモヤしてるの?」って聞いてみるといいです。
そうすると、「今までさんざん無視してきたくせに、いまさら何だよ」って言うはずです。
そしたら「今までお前の声に耳を傾けなくてごめんな」って謝ってみてください。
そして「どんなに世の中の人がお前を否定しても、俺だけは絶対にお前の味方だから」って言ってあげると、スネていたもう一人の自分が少しずつ心を開いてくれるようになります。
あなたにネガティブな感情を与える人間よりも、内面の自分のほうが何百倍も大切です。
そういう対象に意識を向けるのをやめ、心のモヤモヤに耳を傾けることだけに意識を集中しましょう。
内面の自分が心を開いてくれたら、徐々に味方をしてくれるようになります。
そうすると現実も良い方向へ変わっていきます。
最後まで読んでいただきありがとうございます。