人間誰しも「楽して生きたい」と思っているものです。
楽をして生きるとは「働かない」とか、
「何もしない」とかそういうことではありません。
「働かない」、「何もしない」人生は良さそうに見えますが、
将来的なお金の不安が常に付きまとうことになります。
いつも心の中は不安でいっぱいなので、
気持ちは決して楽な状態であるとは言えません。
目先のラクを選択すると後で苦労が増えることになります。
「楽」という言葉は「楽しい」と書きます。
そこに「楽して生きる方法」の答えが隠されているように思います。
楽しいことは楽である
楽しいことをやっているときは時間の経過を速く感じます。
逆に嫌なことをやっているときは時間が長く感じます。
物理的時間は同じでも体感時間は違うのです。
好きなことをやって生きている人が若く見えるのは、
彼らの感じている体感時間が短いからです。
楽しいことをやっているときって、
何時間やっても疲れませんよね?
つまり、楽しいことは「楽」なんです。
他の人から見ると努力しているように見えたとしても、
本人は全然そんな風に感じていない事ってありますよね。
ハードワークすらも楽しかったら楽になるということです。
楽しいことがあると日常の疲れが一気に癒されます。
心も体もリフレッシュされて人生が楽になります。
常に「楽しい」を選択する
多くの場合、僕たちは自分の心の声よりも周囲の人間の考え方を優先します。
例えば仕事を決めるときなど。
「自分がやりたいかどうか」よりも、
「安定した給料」など世間一般の常識をベースに選択します。
やりたくない仕事はパフォーマンスが上がりません。
当然自分の評価も上がらないし、
働くことが苦痛で仕方なくなります。
しかもそれが約40年間ずっと続くわけです。
「安定した給料」と引き換えに、
自分の人生の40年分を差し出しているということです。
それも一つの生き方なのでダメだとは言いませんが、
あまりにも代償が大きすぎるように思います。
それは自分の心の声(楽しさ)よりも、
世間一般の常識(正しさ)を優先してしまったことが原因です。
お金ももちろん大切ですが、
お金だけが絶対的な幸福の基準ではありません。
疲労困憊で毎日電車に揺られているサラリーマンと、
売れないお笑い芸人は果たしてどちらが幸せと言えるでしょうか。
絶対的な答えが出ないということは、
どちらも正解になりえるということです。
楽しいことを見つける
楽しいことを見つけるのは仕事だけではありません。
「私には楽しいことなど何一つない」
という人もいるかもしれませんが、
それはそう思っているから見えないだけです。
今までの人生で楽しいことが何一つなかったという人はいないはずです。
その「楽しかったこと」を思い返してみれば、
自分が何にワクワクするのかが見えるようになります。
それが仕事に関わることでなかったとしても、
楽しいことをやるだけで人生が充実します。
その結果、人生の様々な分野に良い影響を与えるようになります。
「楽しもう」という意識を持つ
人生は楽しいことばかりではなく、
嫌なこともたくさんあります。
「嫌だな」とか「やりたくないな」と思っても、
その嫌なことから逃げられるわけではありません。
ならば「せっかくだから楽しもう」と思った方が気が楽になります。
「楽しもう」と思って物事に臨むと、
自然と楽しい側面が見えてくるようになります。
皿洗いのバイトも考え方ひとつで楽しくなります。
(僕はどん底の時カナダで皿洗いのバイトしてたことがあります)
朝起きて「仕事行くのめんどくさいな」と思っても、
結局仕事には行かないといけないわけです。
だったら、「今日一日楽しく過ごそう」と思った方が得です。
朝起きてすぐ自分にかける言葉を変えてみてください。
見える景色が変わるはずです。
まとめ
人生の中に「楽しい」を増やしていくと、
人生に「楽」が増えていきます。
「楽しい」というのは感情なので、
他人ではなく自分にしかわからないものです。
他人軸で生きると往々にして人生の選択に間違います。
人間は何のために生きているのか?
それは幸せになるためです。
楽しいことをやっているときは幸福感も高いです。
だったら、楽しいことをやれば幸せになれるということです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。