自分のことってわかっているようでわかっていないことが多いです。
先日もとあるワークをやってみたのですが、
びっくりするぐらい答えることができませんでした。
「座右の銘は？」
「あこがれている人は？」
「最近言われて嬉しかったことは？」
これ以外にもたくさんあります。
なんとなく漠然とは答えられる気がしますが、
明確に即答することはできません。
自分のことを理解することは超重要です。
自分のことを正しく把握することができなければ、
何をすべきなのかがわからなくなるからです。
物事に対する解釈や反応もバラバラになってしまい、
選択や行動に一貫性がなくなります。
信念やポリシーが明確に言語化できている人は、
判断に迷うことはありません。
その信念やポリシーが行動指針となるからです。
それらにそぐわないものは選ばない。
したがって行動や選択に一貫性が生まれます。
自分のことがよくわからない
人間は自分の姿を生で見ることはできません。
鏡や写真、映像などを通して確認することはできますが、
直接見ることはできないのが自分です。
自分の本当の姿はわからないものです。
自分のことを把握するのは難しいということです。
自分のことがよくわからないのは、
普段から自分を知ろうとする意識がないからです。
なんとなく漠然としか意識していないので、
質問されたときに即答することができないわけです。
幸せになりたいのなら、
もっと自分に興味を示すこと。
何に喜びを感じるのかがわからないのに、
自分を喜ばせることなどできません。
自分の強みや弱みを理解していないと、
仕事を選ぶ際などに間違った選択をしてしまいます。
自分が苦手なことや嫌いなことをやることほど、
苦痛に感じるものはありません。
仮にそれで収入を得ることができたとしても、
果たしてそれは幸せな人生といえるのでしょうか？
自分の強み弱みを正しく把握していれば、
「やる決断」だけでなく「やらない決断」も正確にできるようになります。
何かを選択するということは、
それ以外のものを選択しないということです。
つまり、やる選択もやらない選択も本質的には同じものだということです。
自分の得意や強みを理解しないまま勝負しても勝ち目はありません。
だからこそ自分を正しく理解することは重要なわけです。
人生に無駄が増える
無駄遣いをするとお金が減ります。
なぜ無駄遣いをしてしまうかというと、
自分にとって必要なものが理解できていないからです。
必要・不必要がしっかりと判断できるのであれば、
基本的に無駄遣いをすることはないはずです。
なぜなら、不必要だと思っているものを買うことはしないからです。
お金持ちの家にモノが少なく綺麗なのは、
彼らは自分にとって不必要なものを買わないからです。
無駄なものにお金を使わないので、
お金は増える一方です。
無駄な時間を過ごしてしまうのは、
それが無駄かどうかを事前に判断できなかったからです。
自分のことを正しく理解していれば、
必要か無駄かは即座に判断できるはずです。
逆に自分のことがよくわからない状態だと、
人生に無駄なものが増えてしまうことになります。
何をすればいいのかがわからないから、
ありとあらゆるものに手を出してしまうからです。
日々観察する習慣を持つ
僕たちは毎日感情に流されて生きていますが、
感情を冷静に見つめることはあまりしません。
感情が動くということはそこになにかしらの理由があります。
その感情を観察することで、
自分がどういうものに心を動かされるのかがわかります。
物事を深く理解しようとするのであれば、
じっくりと観察する必要がありますが、
それは自分に対しても同じことが言えます。
まとめ
自分を理解するメリットはたくさんありますが、
デメリットはほとんどありません。
僕たちは毎日選択と判断を繰り返しています。
正しい判断をしたいのであれば、
判断基準を明確にする必要があります。
自分のことがよくわからないと
判断基準があいまいになってしまいます。
自分のことに興味をもって、
普段から自分を知ろうとする意識を持つことは、
とても大切なことだと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
