昔の僕はすぐにカッとなるタイプで、
ありとあらゆるものに怒りを感じていました。
様々な学びを通して今は怒ることはほとんどなりました。
今までは他人の怒りを受け流すことができず、
売られた喧嘩を買ってしまうことが多かったですが、
今では冷静に対処できるようになりました。
冷静に対処できるようになると、
怒る人が客観的に見れるようになります。
そういう人たちを見ていて思うことは、
怒るという行為は本当に有害で無駄な行為だということです。
人生のステージが高い人たちが怒りを露わにすることがないことからも、
「怒る=レベルの低い人がやる行為」だということがわかります。
怒る原因
怒りを感じる一番の原因は、
自分目線でしか見ることができていないことです。
別の言い方をすると、「抽象度が低い」ということになります。
相手の事情や気持ちを推し量ることのできる人は、
怒りを感じることはないでしょう。
自分の都合ばかりを考えて、
自分の思い通りにならないから怒りを感じるわけです。
感謝の欠如
プラスとマイナスの感情は同居できません。
つまり他人に対して怒るということは、
感謝の気持ちが欠如しているということになります。
あなたは感謝している人に怒ることはできますか?
できないですよね。
感謝の反対は当たり前です。
当たり前が多ければ多いほど、
感謝の気持ちが希薄になります。
人間は一人で生きていくことはできません。
様々な人の支えがあるからこそ生きていけるわけです。
怒りをぶつけるということは、
その事実に感謝できていない証拠であり、
自分よがりで非常に傲慢な態度だということになります。
怒りによるエネルギーの消耗
ネガティブな感情は我々からエネルギーを奪います。
怒りだけでなく不安なんかもそうです。
人間の1日に使えるエネルギーは限られています。
エネルギーがなくなると、
人間は行動できなくなります。
意志の力は大量のエネルギーを必要とします。
仕事から帰ってきて「勉強しよう」と思ってもできないのは、
エネルギー切れを起こしているからです。
怒りの感情を感じれば感じるほど、
エネルギーが消耗していき行動できなくなります。
怒る人=反応する人
怒りは自分でコントロールできないものに対して感じるものです。
自分でコントロールできるものに怒りを感じることはありません。
自分の思い通りにできるなら、
怒る必要はありませんからね。
逆に言うと、怒る人というのは、
外的要因によって自分をコントロールされている人ということになります。
出来事という刺激があってそれに反応している人です。
腹の立つ出来事があっても、
「怒らない」という選択もできるはずです。
反射的に怒るという行動を選択するということは、
出来事によって自分の在り方を決められてしまっているということです。
自分の在り方が定まっている人は、
同じ出来事が起こっても在り方がブレることはありません。
出来事によって自分の反応が決められるということは、
自分の人生を他人(もしくは外的要因)によって左右されるということです。
自分で人生をコントロールすることができないので、
運命の被害者として生きることになります。
まとめ
怒るという行為は自分にとっても他人にとっても有害です。
健康にも良くないし人間関係にも悪い影響を及ぼします。
すぐに怒る人というのは、
自分をコントロールできていない人でもあります。
自分をコントロールできないのに、
何か大きな事を成し遂げることはできませんよね。
だから怒る人は収入や社会的地位が低いのだと思います。
自分だけならまだしも、
他人にまで悪い影響を与えるなら、
社会にとってそれは害悪以外の何物でもありません。
最後まで読んでいただきありがとうございます。