人間にはそれぞれ価値観の優先順位があります。
お金を重視している人もいれば、
時間を重視している人もいるし、
家族を重視している人もいれば、
健康を重視している人もいます。
悩みの根源はこの価値観の優先順位が高いものです。
お金の悩みがある人はお金の優先順位が高く、
恋愛の悩みがある人は恋愛の優先順位が高いということです。
逆に価値観の優先順位が低いものに悩むことは少ないです。
悩んでいる=自分にとって重要である
悩みというのは自分自身を知るよいきっかけになります。
なぜなら、先ほどもお伝えしたように、
人間は自分にとって重要なことにしか悩まないからです。
仕事に対する価値観の優先順位が高い人は、
仕事にやりがいを感じられないことに頭を悩ませます。
もしその人にとって恋愛の優先順位が低ければ、
恋人がいなかろうが仕事さえ充実していれば気にならないはずです。
友達との人間関係に悩んでいる人は、
友達に対する価値観の重要性が高いということです。
ちなみに僕は友達の優先順位はかなり低いので、
友達がいないことはまったく気になりません。
親友グループだけいれば十分なので、
友達が欲しいとも思わないしむしろ一人でいるほうが楽です。
このように悩みというのは自分自身を知るヒントになります。
あまりネガティブに考えないでくださいね。
悩むということは、あなたがそれを大切だと思っているということです。
物差しが一つだとつらくなる
価値観の優先順位が高いものは、それしか見えなくなるという特徴があります。
お金の優先順位が高い人は、自分と他人の年収を比べて苦しくなります。
恋愛の優先順位が高い人は、自分と他人の恋愛を比べて苦しくなります。
他人と比較して嫉妬を感じるのは、
それが自分にとって価値観の優先順位が高いものだからです。
他人と比較して苦しくなっているときって、
大抵の場合その人の一部分だけを切り取って比べています。
お金が重要な人は、「収入」という物差しでしか他人と比較しないということです。
人間の価値はそんな断片的なことでは決まらないのに、
それで自分の価値が決まったかのように錯覚します。
それはその人にとって、そのことに対する価値観の優先順位が高いからです。
そもそも他人と比べる必要などないわけですが、
比較するにしても物差しが一つしかないと逃げ場がないので、
苦しくなってしまうのは当たり前です。
充分思考になるコツ
引き寄せの法則を上手に発動させるためには、
充分思考になることが極めて重要です。
不足感を感じているから、よりいっそう不足感を感じさせるような出来事が引き寄せられます。
「自分は充分に豊かである」という充分思考を持っていれば、
豊かさを感じさせるような出来事が引き寄せられるということです。
僕はよくこのブログで「ご飯が食べられるだけでもありがたいこと」みたいな発言をしますが、人によってはそれを素直にとらえられない人もいるかもしれません。
なんか無理やり感謝しているようで、
本心からそう思っていないからです。
その気持ちは非常によくわかります。
自分の価値観の優先順位が高いものは、
どうしても不足感を感じてしまうものだからです。
お金に価値を置いている人に、
「ご飯が食べられるだけで幸せでしょ」と言っても、
やっぱり響かないわけです。
そういう人は、「お金」という尺度で充分思考になることはできません。
でも、「お金」という尺度だけで考えている限り、
不足感がどんどん助長されていくだけです。
ではどうすればいいかと言うと、
別の尺度で自分の人生を客観視することです。
お金は少ないかもしれないけど、
「自由な時間がたっぷりある」
「大切な家族が元気である」
「人間関係に恵まれている」
とかそういった別の切り口から考えてみるのです。
大抵の場合、それら価値観の優先順位が低いものは、
すでに満たされていることが多いです。
「充分に満たされているから優先順位が低い」
と逆説的に考えることもできますが。
別の切り口で充分思考になることができれば、
その充分思考によってさらに豊かさが引き寄せられます。
結果として、お金も引き寄せられるようになるということです。
まとめ
僕たちはついつい視野が狭くなって、
人生を「点」で捉えてしまいがちですが、
人間というのはもっと奥深いものであって、
断片だけで価値が決まるようなものではありません。
人生を点ではなく、面で捉えるようにしてみてください。
様々な角度から自分自身を客観視することにより、
自分はすでに十分満たされているということに気づくはずです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。