お金に執着しているということは、「お金がない」という恐れの状態にいるため、「お金がない」という現実を引き寄せてしまいます。
お金の執着を手放し、適度な距離感を持って接することでお金は引き寄せることができるようになります。
お金の執着を手放すための習慣
日常で簡単にできる習慣をご紹介します。
それは「募金をする」ということです。
お金持ちの人たちもお金持ちになる前から募金をしていたという話をよく聞きます。
有名なところでは、石油王のロックフェラーも貧乏な時代から収入の1割を募金していたそうです。
募金をするということはどういうことか
通常僕たちは自分のためにお金を使います。
それに対し、募金というのは完全に見ず知らずの他人のためにお金を使う行為です。
見ず知らずの他人というところがポイントです。
自分の家族や友達、仕事仲間や取引先の人のためにお金を使うことはあっても、まったく知らない赤の他人のためにお金を使った経験のある人というのは少ないのではないでしょうか?
僕たちは自分に対して何かしらの恩恵があるからお金を使います。
他人のためにお金を使うときも、その人が喜ぶことによって、自分に対する印象がよくなるという恩恵があります。
家族にプレゼントをするときも、自分自身に恩恵がなかったとしても、身近にいる大切な人が喜ぶわけだから、自分が喜んでいるのと同じことだと思います。
ですが、募金をしても自分自身には何のメリットもありません。
つまり完全に損得勘定を排除した行為であると言えます。
お金に執着して、自分だけが得したい、いい思いをしたいと考えている人は、損得勘定を度外視した募金という行為は絶対にできませんよね。
損得勘定を捨てるということはつまり、お金に対する執着を手放すということでもあります。
お金は追いかけると逃げる
お金は追いかけると逃げるとよく言われますよね。お金に執着しているということは「お金を追いかけている」ということです。
つまり執着すればするほど、お金を遠ざけていくことになります。
例えばあなたのところにセールスマンが営業に来たとします。
その人は自分の売り上げのことばかりを気にして、高額な商品を売ろうと熱心にセールスをしてきます。
そういう人から物を買いたいと思うでしょうか?
お金(売り上げ)に執着しているセールスマンは自分のことしか考えていないのに対し、
売り上げ(自分の成績)に固執していないセールスマンというのは、お客さんのことを考えることができる人です。
例えばセールスマンが自社の商品がお客さんのニーズと合致しないけど、他社の商品でお客さんが探しているものにマッチするものを知っているとします。
売り上げばかり気にしていたら、無理やりにでも自分の商品を売りつけようとしますよね。でもお客さんのことを考えていたら、他社の商品を紹介すると思います。
お客さんからしたら、後者のセールスマンのことを信頼しますよね。結果として後者のセールスマンから将来的に商品を買ってくれることになるかもれません。
お金に執着している状態というのは、自分のことしか考えていない状態のことです。
そんな人を周囲の人間が応援すると思いますか?
募金をすることの良い点
以前のブログで「お金は流れを意識する」という記事を書きました。
自分がお金をもらうとき、そのお金はどこから流れてきたのか、そして自分がお金を支払うとき、そのお金はどこに流れていくのかを意識するといいと解説しました。
お店で買い物をするとき、このお金の流れはイメージしづらいですよね。頭の中で想像するとしても、目の前にいるレジ担当のお姉さんの家族にお金が分配されているところぐらいしかイメージできないと思います。
募金というのは寄付される先が明確にされていることが多いですので、自分の寄付したお金がどういう人のところへ届けられて、どういう使われ方をするかが鮮明にイメージできます。
そして自分が寄付したことによって、誰かを喜ぶ姿をイメージすることができれば、自分自身も幸せな気持ちになると思います。
お金は適度に出すこと
人間も食べるばっかりで排泄しなかったら体調を崩しますよね。お金も同じです。
貯金をすることは悪いことではありませんが、必要以上に「出したくない」という気持ちでいると、精神的に病んでしまったり、人間関係を壊してしまったりします。
何かを入れようと思うのであれば、何かを出さないといけません。
どんなにお金が入ってこようとしても、スペースがなければ入ることはできないからです。
そして少しでも「自分の財布(器)」を広げようと思うのであれば、他人を喜ばせるためにお金を使うことです。
自分が他人にしたことはやがて自分に返ってきます。
そういった点からも募金をするということは完璧な行為であると言えます。
募金をする時のポイント
一番簡単に募金ができるのは日本であればコンビニだと思います。レジで支払いをした時に、おつりを募金箱に入れることができます。
でも1回だけではあんまり意味がありません。毎回やるからこそお金の執着が離れていきます。
そして金額はそれなりに痛い金額がいいです。
例えばおつり13円もらったからそれを募金箱に入れるとします。もちろんそのお金も人を喜ばせるために使われますから、それだけでも素晴らしいことです。
しかし、ほとんどの人は13円に対してありがたみを感じていません。むしろ財布に入れるのがめんどくさいとか、邪魔もの扱いする人のほうが多いのではないかと思います。
つまりこの13円というお金には執着していないわけです。そんな状態で募金箱にお金を入れてもお金の執着を手放したことにはなりません。
僕もこちらのスーパーで買い物をするとき、セルフレジのところで精算をする際に「募金しますか?」という案内が画面に出てきます。
$1(約100円)から寄付が可能ですので、買い物をするたびに寄付しています。
例え、1回$1であったとしても買い物をするたびに支払わないといけないので正直きついです。
でもだからこそお金に対する執着もどんどんなくなっていっているように思います。
寄付をすることによって、損得勘定を捨て、社会のためにお金を使って自分の財布のサイズを大きくしていきましょう。
今日は以上です。
いつもブログを読んでくださりありがとうございます。