引き寄せの法則で願望実現するコツは執着しないことです。
引き寄せの法則を使って望む現実を手に入れた人が、
共通して持っているマインドセットがあります。
「そうならなくてもいいけど、そうなったらうれしい」
複数の人が同じことを言っているので、
これはただの偶然ではなく、何かしらの法則があると考える方が自然です。
執着を手放す
引き寄せの法則は「思考は現実化する」という言葉と混同されることが良くあります。
引き寄せの法則は波動同調の法則です。
思考よりも感情のほうが重要です。
思考といっても頭で考えているような顕在意識の思考ではなく、
深層心理で感じる潜在意識の思考が現実化します。
頭で考えたことが実現するなら、世の中億万長者だらけになっているはずです。
にもかかわらず、多くの人々が人生に不満を感じているのは、
引き寄せの法則に逆行した生き方をしているからです。
「お金持ちになりたい」と思うということは、
今の自分がお金持ちでないと(潜在意識で)思っているからです。
したがって、「お金持ちになりたい」と思えば思うほど、
より「お金が不足している現実」が強化されます。
だから、執着すればするほど逆を引き寄せてしまうのです。
引き寄せの法則で「執着を手放しなさい」と言われるのはそのためです。
ちなみに、潜在意識が書き換わるぐらい強烈に執着した場合は、
理想の現実を手に入れることができることがあります。
ほとんどの人は執着が中途半端なんです。
潜在意識は断言すると反発する
潜在意識は思っていない事を断言すると反発します。
Oリングと呼ばれる実験があります。
親指と人差し指でリングを作り体の反応を調べる実験です。
親指と人差し指を固く閉じ、
パートナーの人に力づくでリングをこじ開けてもらいます。
ほとんどの場合、リングをこじ開けることはできません。
しかし、自分が思っていない(信じていない)ことを口にすると、
Oリングに力が入らなくなり簡単にこじ開けられてしまいます。
例えば、男性が「私は女です」と発言するなどです。
自分が信じていないことを口に出すと、
潜在意識が反発し体に力が入らなくなるのです。
それと同じ原理で、年収300万円の人が「私は年収1億円である」と断言してしまうと、潜在意識が強烈に反発します。
アファメーションのときに断定形を使ってしまうと、
この状態が起こってしまうので注意が必要です。
この場合、正しいアファメーションのやり方は、
「私は年収1億円に近付きつつある」と言うことです。
これなら潜在意識の反発も起こりにくいです。
Have toではなくWant toで行動する
人間はHave toで行動するとエネルギー切れを起こします。
「英語を勉強しなければならない」と思っている人は、
英語を勉強するのに意志の力が必要になります。
意志は欲望よりも弱いので、
簡単に(楽をしたい)欲求に負けて挫折してしまいます。
Want toで行動しているときは、エネルギー切れを起こすことはありません。
やりたくてやっていることは「止めなさい」と言われてもやめられないものです。
さながら、徹夜でテレビゲームをしている子供のような状態です。
Want toで行動している人は「できるかどうか」を気にしません。
自分がやりたくてやっているからです。
この状態でうまく行かないはずがないですよね?
英語がペラペラになって国際的な仕事をしているをイメージしてワクワクする人は、
英語を勉強することが楽しくて仕方ありません。
自分の理想の現実に少しずつ近づいているのを実感するからです。
前者は英語の勉強がHave toだったのに対し、
この人はWant toで英語の勉強をしています。
ここで話を戻します。
「私は年収1億円になるんだ!」と言っている(執着している)人は、
「ねばならない=Have to」の状態で生きています。
それに対し、「年収1億円になったらうれしい」と言う人は、
そこまでの力みはなく、「Want to」の状態で生きています。
Have toは時に強烈なパワーを発揮することがありますが、
ガス欠を起こしやすくそのパワーは持続しません。
今に集中する
「そうならなくてもいいけど、そうなったらうれしい」という状態になるためには、
今を集中して楽しむ必要があります。
今に満足できない人は「そう(理想の現実に)ならなくてもいい」なんて思えないからです。
一瞬一瞬を大切にして今この瞬間に感謝できるようになれば、
「そうならなくてもいい」と自然に思えるようになります。
願望実現をしようとするとき、
僕たちは未来のことばかりを意識しがちです。
でも実は一番大切にしなければならないのは、
未来ではなく今この瞬間です。
現在の在り方が変わらなければ未来は変わりません。
結局のところ、人生の究極の真理は「与えられたもの(今この瞬間)に感謝すること」ということです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。