「幸せ」や「成功」の定義は人それぞれ違います。
その答えは自分の外側にはなく、自分以外誰もわかりません。
僕たちは無意識のうちに他人の幸せを自分の幸せと勘違いしています。
その答えを知るためには自分自身に聴く以外に方法はありません。
家族や仲の良い友達であってもその答えはわかりません。
自己対話をしない限り心の声が聞こえることはないのです。
自己対話とは潜在意識と顕在意識の交信です。
そもそも潜在意識に尋ねないから答えも返ってこないのです。
ではなぜ、尋ねないのか?
僕たちは忙しすぎるからです。
毎日いろんなことに追われ自分自身と向き合う時間がありません。
雑音が多すぎるのです。
雑音が多すぎるから心の声が聴こえない。
心の声が聴きたければ雑音をシャットアウトしなければなりません。
テレビもスマホもない静かな空間でただ一人何もしないでいると、
勝手に心のほうから話しかけてきます。
そのときにどんなに壮大なことを言ってきたとしても、
それを否定してはいけません。
ドリームキラーという言葉があります。
子供のころ、大きな夢を語ったら大人たちに否定されませんでしたか?
「もっと現実的になりなさい」と。
その大きな夢はあなたの心の声だったのです。
でも大人たちに否定されることによって、あなたは心の声に蓋をしてしまった。
ドリームキラーによってあなたの夢は抹殺されてしまったのです。
ドリームキラーはあなたの夢を否定した大人たちではなく、あなた自身です。
なぜなら、他人に何と言われようが自分の夢に生きるという選択もできたからです。
それをせずに他人の価値観を優先することを選択しただけの話です。
もちろん、子供にそこまで求めるのは酷な話でもあります。
でも実際、大きな事を成し遂げた人々は子供の頃に抱いた夢に忠実に生きた人たちばかりです。
できるできないは考えず、ただやりたいからやっただけの人々です。
そもそも過去と未来はつながっていないのだから、
できるかできないかなんて誰にもわからないわけです。
おそらく大人になってからも心の声が聴こえたことはあったはずです。
でもそのたびに顕在意識(親)がその声を否定してきた。
「無理」
「できない」
「不可能」
と。
子供(潜在意識)は親に信じてもらえないと、
心を閉ざし引きこもってしまいます。
「何を言っても否定されるのであれば話すだけ無駄」
そして、本音を話すことはなくなります。
多くの人は人生を終えるときに後悔をすると言われています。
「○○しておけばよかった」と。
それはすなわち、「心の声に従っておけばよかった」ということと同義です。
現代社会は情報が多すぎるのです。
そして、そのほとんどは自分にとって必要のない情報ばかりです。
入ってくる情報が多ければ多いほどノイズも大きくなり、
心の声が聴こえなくなります。
物の断捨離、人間関係の断捨離、情報の断捨離。
僕たちはいらないものにたくさんの時間を奪われています。
本当は数日間山にこもるとかがいいのですが、
さすがにそれは難しいと思います。
1日でいいのですべての雑音をシャットアウトして、
一人になれる静かな空間でただぼーっとしてみてください。
そして、心の声が聴こえてきたら否定せず認めてあげてください。
自己対話が終わったら心の声に忠実に生きる事。
中には「そんなの無理だ」とドリームキラーになってしまう人もいるかもしれません。
でも心の声を否定したところで、どのみち最期に後悔するはめになるわけです。
じゃあどうすればいいか?
いうまでもありませんね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。