先日僕のTwitterである不可解な出来事がありました。
通知を見ると、すでに僕をフォローしてくださっている方のはずなのに、
「○○さんにフォローされました」という表示があったのです。
その時は「おかしいな」ぐらいにしか思っていませんでしたが、
数日後その方からDMでメッセージが届きました。
「Youtubeをやっているのでチャンネル登録お願いします」
僕としてはその人のYoutubeチャンネルに登録することは何の実害もないし、
同じ情報発信者として応援したい気持ちもあったのでチャンネル登録をしました。
そして「Youtube頑張ってくださいね」と応援メッセージを送りました。
その方は「ありがとうございます」と言い残して、
それ以来やり取りはしていません。
実は冒頭で起こった出来事の原因に関して、
僕はなんとなく察しがついていました。
すでにフォローしていた人から「フォローされました」という通知が来るということは、その人が一度僕のフォローを外した可能性が高いと考えられます。
Youtubeのチャンネル登録をしてから数日後、
その人のアカウントを確認してみると、
やはり僕のフォローを外していました。
僕としては自分に興味のない人にフォローされても意味がないと考えているので、
別にフォローを外されたことに関しては何も感じていません。
ただ、その方の行為を見て
「自分のやったことはいつか自分に返ってくるのになー」
とだけ思いました。
Win-Winを考える
「Win-Winを考える」とは、世界的名著「7つの習慣」の中で
第4の習慣として紹介されているものです。
読んで字のごとく、お互いが得をするような在り方のことです。
このほかにもWin-Loseの関係とか、
Win-Win or No dealの関係などもあります。
詳しくは7つの習慣を読んでみてください。
残念ながら、冒頭の話に出てきた方はWin-Loseのステージにいる方のようです。
「自分だけが得すればいい」という奪い合いの次元がWin-Loseの関係です。
とはいえ、世の中の大部分の人はこのカテゴリに属しています。
Win-Winのステージの人はごくわずかしかいません。
抽象思考と損得勘定
なぜ大多数の人はWin-Loseのステージにいるかというと、
抽象思考ができていないからです。
要するに「私は私、あなたはあなた」のように、
自分と他人を別の存在として考えているということです。
ほとんどの人の抽象度はせいぜい家族レベルです。
自分と家族は同じ存在として考えることができますが、
自分と周辺地域の方を同じ存在として考えることができません。
抽象化について簡単に説明します。
例えば僕を抽象化していくと、
自分→日本人→男→人間→生物
といったような感じになります。
実際はもっと細かくすることが多いですが、
便宜上これぐらいにしておきます。
抽象度の低い人は、視野が狭く自分のことしか見えません。
抽象度が高ければ、自分も他人も同じ存在だと思えます。
だから他人を傷つけたり奪ったりという行為をすることはありません。
なぜなら、他人を傷つけることは自分を傷つけることでもあるからです。
もしあなたが「東京都民」という抽象度を持っていたとするならば、
あなたもその他の東京都民も同じ存在として考えます。
他の人たちが喜べばあなたも嬉しいし、
他人にイライラすることもなくなります。
自分と同じ存在なのだからイライラするはずがありませんからね。
損得勘定で生きている人は、たいてい抽象度が一番低いです。
「自分」という抽象度で生きているということです。
言い換えると、(悪い意味で)自分のことしか考えていないということです。
財布のサイズ
天から与えられた財布のサイズは、
その人の人間の器や抽象度の高さに比例します。
抽象度が高く、多くの人のことを考えられる人のところには、
たくさんお金が集まります。
「自分」という抽象度の人には、自分ひとりがやっていけるレベルのお金しか来ません。
「家族」という抽象度の人には、家族が暮らしていけるレベルのお金がやってきます。
当たり前と言えば当たり前です。
自分のことしか考えられない人のところに大金が行ってしまうと、
不幸になる人が増えてしまい大変なことになるからです。
現実レベルで考えてみても自分のことしか考えていない人は、
他人から信用されません。
そんな人のところにチャンスがやってくるはずがありませんね。
自分だけ豊かになると...
奪い合いの次元にいる人は短期的な視点でしか物事を見れません。
例えば詐欺師なんかがそうですね。
短期的には大きく稼ぐことができるかもしれませんが、
一度信用を失ってしまったら二度と信用してもらえなくなるでしょう。
ということは、「2回目以降はない」ということです。
1回の詐欺で死ぬまで遊んで暮らせるだけのお金が手に入れば別ですが、
そうでない場合はあらたな詐欺を働くことになりますが、
すでに信用を失っているので誰もその人の話を聞いてくれなくなります。
もちろんターゲットを変えるという手段を選ぶでしょうが、
そんなことを繰り返していてもどこかで限界が来ます。
詐欺師まではいかずとも、奪い合い(Win-Lose)で生きている人は非常に多いです。
「自分さえ得すればいい」という生き方を突き詰めていくとどうなるでしょうか?
あなただけがお金持ちで周りの人はみんな貧しいです。
お金がないからビジネスをすることができません。
そうすると街の中からお店がどんどん消えていきます。
ビジネスできる人が減っていくということは、
それだけ不便になっていくということです。
人間は自分一人では何もできません。
僕たちが快適な家に住めるのは大工さんがいたからです。
車に乗ることができるのは、車を作ったり売ったりしてくれる人がいるからです。
彼らがいなくなったら僕たちも困ります。
例えば、AさんというWin-Loseの次元の人がいたとします。
Aさんの「奪いあい」エネルギーによって略奪されたBさんが破産してしまいました。
そうすると、Bさんの先にいる人たちにもお金が回らなくなります。
Bさんが普段お金を支払っていた人々のことです。
一人倒れるとドミノのように連鎖的に倒れていきます。
結果的に多くの人が倒れることとなり、
Aさんが大変な思いをすることになるということです。
なぜWin-Winで生きると豊かになれるのか
僕たちはもともと同じ一つの存在でした。
それがビッグバンによってどんどん分離していき、
今の形になったわけです。
僕もあなたもAさんも、宇宙からすれば皆同じ子供のような存在なんです。
つまり、僕がAさんを助けるということは、
宇宙からすると子供を助けてもらったということになります。
もし、僕がたくさんの人を助けたとなると、
宇宙からすると多くの子供たちを救ってもらったことになります。
当然、宇宙から感謝されることになります。
それがお金というエネルギーになって自分のところにやってくるということです。
逆に、他人を傷つけるようなことをする人は、
宇宙からすると大切な子供を傷つけられたことになるので、
宇宙が味方してくれなくなります。
だから、Win-Winを考えて生きると豊かになれるのです。
人間ひとりでできることなんてたかが知れています。
人々が力を合わせれば大きな力を発揮することができます。
そのためにはWin-Winで生きる人が増えなければなりません。
最後まで読んでいただきありがとうございます。