今日は僕が実体験を通して理解した「現実は自分で作り出せる」というお話しをしていきたいと思います。
僕たちは「現実=自分のいる空間に存在しているもの」と思っていますが、
実は同じ空間に存在しているものでも、その存在を消すことができる方法があります。
例えば、僕とAさんが同じ空間にいたとします。
でも、僕がもしAさんを認識しなければ、
Aさんは僕の現実に存在しないことになります。
僕がAさんを認識して初めて、Aさんは僕の現実に登場します。
それでようやくAさんがいることが僕の現実になります。
今日ご紹介する内容は面白いので、
ぜひご自身の実生活でも実験してみてください。
現実=環境ではない
まず自分で現実をコントロールできるようになるためには、
「現実=環境ではない」ということを腑に落とす必要があります。
「いやいや環境=現実でしょ」というツッコミが入りそうなので、
そう思った方はこちらの記事を読んでみてください。
「環境が自分の現実を作っている」という思い込みが強いと、
現実に引っ張られてしまい、自分で人生を創造することが難しくなります。
その思い込みを一刻も早く捨て去り、
「人生は自分が創造するものだ」という思い込みに書き換えてください。
冒頭でもお話ししたとおり同じ空間に存在していても、
自分が認識しなければ、その人(モノ)は現実に存在しないのと同じことになります。
喚き散らしている人が消えた不思議体験
ある時、僕から少しだけ離れた場所で大声で喚き散らしている人がいました。
普通なら、「嫌だなあ」とか「さっさとどっか行ってくれないかな」といったような、マイナスな感情を感じていたはずです。
しかし、その時僕は非常に重要な音声を片耳だけのイヤホンで聞いていました。
非常に重要な音声なので絶対に聞き逃したくありません。
そのため、すべての意識を自分のイヤホンから聞こえてくる音声に集中させていました。
そうすると不思議なことに、喚き散らしている人の声が消えたんです。
片耳はイヤホンをはめていないので、その人の声は聞こえているはずなのですが、
すべての意識をイヤホンの音声に集中していたので、その人の声がまったく聞こえなかったのです。
その時に初めて、「自分が意識を向けるものによって、存在を消すことができるんだ」ということが身をもって理解できるようになりました。
自分の欲しい現実だけに意識を向ける
先ほどは僕の体験談をお話ししましたが、
もう少し一般化した例で考えてみたいと思います。
一番わかりやすい例が「歩きスマホ」です。
スマホの画面に意識を集中しているとき、
周りの景色は目に入ってきませんよね。
これはRASの働きによるものです。
もし、自分の真横で交通事故が起こっていたとしても、
スマホの画面しか見ていなかったら、その事故を認識することはありません。
それは自分にとって「交通事故などなかった」ことになります。
つまり、事実=現実ではないということです。
自分が意識を向けるから事実が現実になるわけであって、
自分が意識を向けなければ、その事実を現実から消すことができるのです。
だから、自分の現実は自分で創造することができるということです。
欲しい現実に意識を向けて、欲しくない現実に意識を向けなければいいだけです。
意識という言葉を別の言葉に置き換えると、
「臨場感」や「リアリティ」という言葉で表現することができます。
僕たちは目の前の事実にリアリティを感じすぎているんです。
仮に今年収300万円だったとしても、
「自分は年収1千万円がふさわしい人間である」
ということのほうにリアリティを感じていれば、
必ず年収1千万円を得ることができます。
(年収300万円が悪いという意味ではありませんので、誤解なきようにお願いします)
ほとんどの人は、「自分は年収1千万円がふさわしい」と頭で考えることはしますが、
すぐに「でも今年収300万円だしな」という現実に引っ張られてしまいます。
でも「事実=現実ではない」ということがわかっていれば、
その目の前の事実すらリアリティが薄くなっていきます。
目の前の事実のリアリティを薄くするコツは、
時間軸の認識を変えることです。
多くの人は現在を現在として認識していますが、
現在とは現在ではなく、過去の選択がもたらした結果です。
つまり、もし自分が今年収300万円だったしたら、
それは過去の自分がもたらした結果であって、
今の自分の在り方が作った現実ではありません。
今の自分の在り方が決めるのは、自分の未来です。
もし自分の過去が自分の未来とつながっているのであれば、
学歴なし、コネなし、実績なし、借金まみれの人が成功することはあり得ないことになります。
でも、世の中にはそういう成功者がたくさんいます。
それは今の自分の在り方を変えたことによって、未来が変わったからです。
この時間軸の認識を変えることさえすれば、
今どんな状況に置かれていたとしても、
その状況に感じるリアリティが薄くなっていきます。
「自分は人生の創造主である」ということを強く腑に落とすようにしてみてください。
絶対に運命の被害者になってはいけません。
最後まで読んでいただきありがとうございます。